戦場にあるまじき、桃色装束の部隊。
その異様な姿から「桜」と呼ばれる特殊部隊が存在する。
その特殊部隊の進軍している地点を、軍の言葉で「桜前線」という。
二等兵「司令部より伝令です。桜前線は未だ北上中。
本日正午には大阪辺りまで到達する模様です。」
隊長 「くっ…ここももう時間の問題だな。」
二等兵「九州はすでに散り始め(味方がやられること)、
青々とした世界が広がり(毒の色と被害状況)、
もはや毛虫(毒を表し、バイオテロの意味)地獄だそうです。(暗号文)」
隊長 「なるほど。生物兵器でこちらは壊滅状態ということか。(解読文)」
「桜」の侵攻状況がその非道さと共に伝わってくる。
隊長 「春の悪魔め…。」
春の嵐の如く突然現れ、寒さを奪い去り、怪しい生温かさだけを残していく脅威。
隊長 「佐賀もんの通った跡は、草も生えぬとは、
よく言ったものだ。」
桃色装束集団はどうやら佐賀県出身らしい。
隊長 「戦闘の準備を始めろ!!
ここももうじき戦場となる。」
登場人物
隊長
名前:ヨシノ
元・「桜」第弐部隊所属。
脱退後、現在は陸軍でそれなりの地位を持つ。
ソメイの親友だった。
セリフ
「あの旗の印は『桜』本隊。
ソメイの居る部隊か…。」
「元気そうだな、ソメイ。」
「トザクラさんも元気そうで。」
「退却するぞ、出くわす前にな。」
二等兵
名前:シラウメ
ヨシノをとても尊敬している。
いつもヨシノの側にいて、
どんな任務もこなす。
しかし、二等兵。
セリフ
「敵からの 3-dimension 打電です。」
「隊長、今の男達と知り合いなんですか?」
「退却するだなんて、そんな!!」
ソメイ
「桜」第壱部隊隊長。
つまり、本隊の指揮を務めている。
ヨシノの親友だった。
セリフ
「久しぶりじゃねぇか、ヨシノ。」
「いつの間にこんなに昇格してたんだ?」
「こっちもおまえがいなくなったお蔭で
トップ真っしぐらだぜ。」
「周りは張り合いのない奴らばっかだからな。」
トザクラ
「桜」の総司令官。
35歳と若いが人を寄せ付ける
強いオーラを持つ。
セリフ
「………。」
「このまま北上する。」
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