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A0
昔むかし、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
中でもおじいさんは齢92という身でありながら、
無病息災の精神でハッスルハッスル生きています。
そんなおじいさんは、いつもの芝刈りに山に登っていくのでした。
一方、これといって特徴のないおばあさんはというと、
自分のキャラはこのままでいいのかと自問し、大きな選択をしに川に向かうのでありました。
おばあさんがキャラについて悩んでいると上流の方から大きな桃が流れてきました。
おばあさんは桃の大きさに驚きながらも、家計が助かるかもと思って桃を持って帰ろうと思いました。
しかし、おばあさんの頭に一つの可能性が浮かびました。
「これ持って帰ったら、私は目立たへんやん。桃ばっかりが目立ってしまうやん」
おばあさんは結局その桃をスルーしました。
ここで、話は桃の視点に遷移する――。
おばあさんに思いっ切り無視された桃の心境はこうだった。
(思惑が外れるのも甚だしい。目立つように規定外にデカくなってみてたのにも関わらず…。)
とまあ、桃が悔いるのも無理はない。心境察します。
けれども、もう遅い。そのまま海まで流されていくのでした。
おばあさんが自分の選択に満足しつつ洗濯をしていると、今度は竹が流れてきました。
季節はちょうど七夕。おばあさんはその竹が普通の竹だったので持って帰りました。
晩御飯を食べた後、おばあさんは竹をおじいさんに見せました。
「おじいさん、今日川で洗濯をしていたらこんな竹が流れてきましたよ」
「へぇ、珍しいこともあるもんだNE!」
「もうすぐ七夕だし・・・2人で短冊でも書きませんか」
「それは良い考えだNE!」
おじいさんは「体脂肪が減りますように」、おばあさんは「キャラがたちますように」と書いて
早速庭先に竹を飾りました。
すると突然竹に亀裂が入り、中から黄金色の光が・・・!
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